光と色で集中力を育む! 学習タイマーを活用した親の工夫

学習支援グッズ、教材レビュー

ーースピードタイプの我が子の場合ーー

この記事の内容は、わたし自身の学びや体験をもとにしたものです。
「子育てのヒントのひとつ」として、気軽に受けとめてもらえたら嬉しいです。


子どもの「こだわり」や「タイプ」に合わせて、学習の工夫をしたいですよね。

「勉強しようとしても、すぐに気が散ってしまう」「時間の感覚がつかめず、ダラダラしてしまう」

そんな悩みを抱えているご家庭は少なくないと思います。私自身も、わが子が学習に集中できず、どうしたらいいか分からずに悩んでいました。

うちの子はスピードスタータイプ。行動は早く、やる気スイッチが入ると一気に進めてしまう反面、少しの物音や声に気を取られて、ふっと鉛筆が止まってしまうことも多かったのです。

勉強に集中できない悩み

 * 「あと何分」が目で分かるので安心感がある

 * 区切りがあると「終わり」が見えて取り組みやすい

 * 短い集中の積み重ねが習慣につながる

スピードスタータイプの子は、最初の勢いは抜群。でもその勢いを保ち続けるのが難しいと感じていました。そこで取り入れたのが学習用タイマーでした。

実際に使ってみて感じたこと

わが子はプリントを机に出すのは早いのに、その後すぐ手が止まる。突然他のことに手が動き出す。集中が切れると再開までに時間がかかることもしばしば。

親として「なんで集中できないんだろう」と悩む日々でした。そんなとき出会ったのが学習タイマー。「こんな小さな道具で変わるのかな?」と半信半疑で使い始めました。

光と色で「あと少し!」が分かる

最初は国語の音読に使いました。「3分だけね」とタイマーをセットすると、勢いよく読み始めて最後まで止まらずに声を出せたのです。

スピードスタータイプらしく、「始めたら最後まで駆け抜けたい!」という気持ちが強い子。タイマーで時間を区切ると、「ここまで頑張ればいいんだ」とゴールが見え、テンポよく集中できるようになりました。

音に敏感な子でもあるので、アラーム音ではなく光で知らせるタイプを選んだのも正解でした。残り時間が色で減っていくのが見えることで、「あと少し!」とラストスパートに力を出せるようになったのです。

計算ドリルでも「5分間だけ集中しよう」と区切ることで、終わったあとに「できた!」という満足感が積み重なっていきました。

学習の悩みに合わせたタイマー選びのヒント

 * 色で残り時間が分かるビジュアルタイマー

 * 音が控えめ or 光で知らせるタイプ

 * 子どもが自分から使いたくなるデザイン

様々なタイプの学習用タイマーが発売されています。ご家庭の状況やお子さんの個性に合った機能を選ぶことが大切です。

集中力維持におすすめのタイマー機能

1. 赤いディスクが減っていく「ビジュアル表示タイプ」

特徴: 赤いディスクが時間の経過とともに減っていくビジュアル表示方式です。特に低学年のお子さんに人気があり、自分で時間をセットする動作も楽しんでできる様子が見られます。

おすすめ: 音・光の切替が可能で、音に敏感な子どもでも安心して集中できます。視覚的に残り時間が確認できるため、「あと何分」が不安になりがちな子におすすめです。

2. アラーム音を調整できる「静音タイプ」

特徴: ランプで残り時間を知らせたり、アラーム音が控えめだったりするタイプです。デジタル表示でカウントダウンが見やすく、操作も簡単なものが多いです。

おすすめ: 教室では高学年に人気があります。静かな場所でも使いやすく、集中を邪魔したくない子や、アラーム音で驚いてしまう子に向いています。

3. シンプルな「デジタルカウントダウンタイプ」

特徴: 安定感のあるシンプルなデジタル表示で、直感的に操作できるモデルです。

おすすめ: 複雑な機能は不要で、時間の経過が明確に知りたい子におすすめです。

実際に使ったことはありませんが、最近はカラフルで楽しいデザインのタイマーも増えており、子どものやる気を引き出す工夫がされていることに感動しました。

学習タイマーはお守りのような存在

学習タイマーは、集中が続かない子や発達特性を持つ子にとって、小さなお守りのような存在です。

わが子(スピードスタータイプ)の場合も、「早く動きたい、でも集中は続かない」という特徴がありました。その特性を責めるのではなく、「区切りをつくる」ことで無理なく集中できるようになったのは大きな変化でした。

また、教室の生徒さんでもタイプによってタイマーの工夫も少しずつ違います。

タイプ特徴タイマーでの工夫
スピードスタータイプ動き出しは早いが集中が途切れやすい「短い区切り」+ゴールが見える工夫
じっくりマイスタータイプ丁寧に取り組むが時間がかかりすぎる「時間で切る」ことで疲れを防ぐ
ハートフルタイプ周囲の雰囲気や声に左右されやすい「安心できる環境」+光や色でやさしく知らせる
ひらめきクリエイタータイプ自分のやり方やペースにこだわりやすい「自分で操作」して納得感を持たせる

タイマーは、親子で“ちょうどいい集中”を探していくための心強い味方。もし同じように「集中できなくて困っている」と感じている方がいたら、ぜひ一度取り入れてみてください。そして「できた!」を増やして、楽しく学習を続けていけるといいですね。


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