すぐ動くけどミスが多い…
スピードスタータイプさんにぴったりな声かけ7選
日々、自身の子どもたちや、地域の子どもたちと関わる中で
「言ったらすぐ動いてくれるのに、なんで確認しないの?」
「どうしてこんなに慌ててしまうんだろう?」
そんなふうに思うことがあります。
でも実は、スピードタイプの子たちは
「まず動ける」という大きな強みを持っているんです。
「宿題は一気に終わらせるけどミスが多い」
「勝ちたい気持ちが強くて、負けると大荒れ」
そんな“スピードスタータイプ”のわが子に、ちょっと手を焼いていませんか?
今日は、そんなスピードスタータイプさんと
毎日楽しく過ごすための声かけの工夫を、
私自身の子育てや教室での経験からお伝えします。
【スピードスタータイプさんの特徴】
✔ 思いついたらすぐ動く
✔ 考えるより先にやってみる
✔ 勝ち負けやスピード感が大好き
✔ 失敗しても気にしない
子育てあるある
◾️宿題は勢いで終わらせるけどミスが多い
→ とにかくスピード重視!丁寧さより“勢い”が優先されがち。
「早く終わらせた〜!」と満足げだけど、見直しは苦手でケアレスミスがチラホラ…
■ 漢字の練習は苦手……むしろ嫌い!
→ 同じ文字を何度も書くなんて、もう退屈すぎて無理!
イライラして筆圧はどんどん強くなり、「終わった!」の叫びとともに投げ出しがち。
忍耐より「一発勝負」の方が得意です。
■ 勝っているときはすごく機嫌がいい。負けたら……落ち込む
→「勝ちたい!」が原動力。
勝っていればニコニコ絶好調、でも負けた瞬間に一気にテンションダウン。
その落ち込みに、つい大人が振り回されてしまうことも…。
■ 失敗すると立ち直りには時間がかかる
→ どれだけなぐさめても、どれだけ励ましても…「自分が納得する」まで切り替えられない。
周りが焦らず、待つことがいちばんのサポート。
関わり方のヒント
◾️「できた!」積み重ねて自信をつける
→苦手なことより、できること・得意なことにまず目を向けて。
小さな成功体験が「やればできる!」という自信につながっていきます。
◾️褒める時は、具体的に
→「すごいね」よりも「早く終わって助かったよ」「声をかける前にやってくれたんだね」など、行動を具体的にほめると本人にしっかり届く!
◾️フォローは”未来視点”で
→失敗のあとに伝えるのは、責める言葉ではなく
「じゃあ、次はどうしようか?」という未来への切り替え。
責任を自分で持たせると、次への前向きさにつながります。
✔︎とにかくすぐ動きたい!
✔ 新しいこと大好き!
✔ じっとしてるより、やってみたい
→ まず動いてから考える子 なので、
「やってみよう!」「すごい速さだね!」と
行動力を認める声かけがぴったり。
スピードスタータイプの子は「ぐんぐん伸びるときはすごいけど、ムラもある」という傾向があります。
「面白そう!」「勝ちたい!」という気持ちが原動力になって動くので、環境や声かけでパフォーマンスが大きく変わるタイプなんです。

【ぴったりな声かけ 7選】
① 「やってみよう!」
② 「さすが、早いね!」
③ 「失敗してもOK、大丈夫だよ」
④ 「次はどうしようか?」
⑤ 「楽しいね!」
⑥ 「よーいどん!」でタイムトライアル
⑦ 「ママ負けちゃった〜!また勝負してね!」
➡ 教室でも「さっきより早かったね!」
「すごいスピードで終わったね!」と伝えると、
とびきりの笑顔で「もっとやる!」と返してくれる子がたくさんいます。

スピードスタータイプさんに効果的な学習サポート
- 目標やゴールを明確に伝える
「あと〇枚やったら終わり!」など、ゴールがはっきりするとやる気がアップ。 - タイムアタックやミニ競争を取り入れる
「○分でできるかな?」とタイマーを使ってゲーム感覚で挑戦。 - できたことを“見える化”する
達成した課題にシールやスタンプ、グラフで成果を“見える形”にすると達成感につながります。 - 自分でやり方を考えるチャンスも用意
「どんな順番でやってみる?」と、本人のアイデアを尊重してあげると自立心も伸びます。
まとめ
スピードスタータイプさんは
「やってみること」「楽しむこと」で成長します。
失敗してもOK。
「まずやってみたね」「楽しかったね」と
一緒に笑い合いながら成長していけるといいですね。
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