間違いが怖いじっくりマイスターさん|1問のバツで心が折れてしまう理由

電球・鉛筆・葉・ハートで4つの個性タイプを表現したデザイン。子どもの成長を個性別に捉え、間違うことを怖がるじっくりマイスターさんへの声かけを紹介する記事のアイキャッチ 子どもの個性タイプ

間違いが怖いじっくりタイプさん|1問のバツで心が折れてしまう理由

「あと1問正解していたら…」
そう思うたびに、胸がぎゅっとなる子はいませんか?

テストで1つ間違えただけなのに、まるで世界が終わったかのような表情
そんな姿を見ると
「間違えることは悪くないのに…」
と、声をかけたくなってしまう。

でも、じっくりタイプの子どもにとって
バツがつくことは “できていない” ではなく “心の美学に反すること” なのです。

この記事の内容は、わたし自身の学びや体験をもとにしたものです。
「子育てのヒントのひとつ」として、気軽に受けとめてもらえたら嬉しいです。


こんな悩みはありませんか?

✔︎ 1問のミスで不機嫌になる
✔︎ テストの点数に一喜一憂する
✔︎ 100点じゃないと納得しない
✔︎ 間違えると固まってしまう

100点が取れずに悩んでいる子どものイラスト

うちのじっくりマイスターさん

私の教室にも、まさにそんな男の子がいます。
国語の文章題になると、何度も読み返し、考え込み
算数では慎重になりすぎて、見直し中に別のミスを生んでしまう。

そして、たった1つのバツを見つけた瞬間
顔が曇り、肩が落ちて
まるで全否定されたような沈黙が訪れます。

ところが
1回で100点が取れたときのあの笑顔は
眩しすぎるほどの喜びで、教室全体が明るくなるほどです。


もしかしてじっくりさんの心の構造は・・・

じっくりさんは
「結果」ではなく「完璧という状態」を大切にしているのかもしれません。

✔︎ バツ=欠けている
✔︎ 欠けている=整っていない
✔︎ 整っていない=自分の美学に反する

だから
他の子が気にしない“1問のミス”が
じっくりさんには 心の痛みになるのかなと感じるのです。


小さな解決のヒント

じっくりさんへの声かけは
「間違えてもいいよ」では届きません
必要なのは

「次の100点に近づいているね」

という、未来型の言葉です

バツではなく
前に進んだ証拠としてミスを見る視点を育てると
心が折れにくくなります。

  • 過程を認める
  • 小さな成功の積み重ねを一緒に確認する
  • “できたところ”に光を当てる

これが、じっくりさんの心に届く関わり方です。


コメント

タイトルとURLをコピーしました