「どうしてうちの子は言っても動かないんだろう…」
「兄弟なのに、なんでこんなに性格が違うの?」
子育てをしていると、
こんなふうに悩むこと、ありませんか?
私も2人の子育ての中で、よく悩んでいました。
でも実はそれ、子どもの「やる気がない」「聞いていない」わけではなく、
生まれ持った性格タイプの違い かもしれません。
タイプがわかると、
✔ 声かけの仕方
✔ サポートの仕方
✔ 親のイライラ
がぐんとラクになります!
今回は、子どもの性格タイプを3つに分けて
”Mellowdays流”「その子に合った関わり方」のヒントをお届けします。
この3タイプを知っておくだけで、「イライラ」や「どうしてできないの?」という気持ちがスーッと軽くなります。
【3つの性格タイプ】
スピードスタータイプ
特徴(行動重視・瞬発タイプ)
■ 思いついたらすぐ行動。頭より体が先に動くタイプ
→ 考えるより先に動くことで、行動力はあるが失敗も多め。
■ 勝ち負けに敏感で、競争心が強い
→負けず嫌いで、勝ちたい気持ちが原動力になる。
■ 飽きっぽく、同じ作業の繰り返しが苦手
→ 単調な作業にモチベーションが続かず、やる気の波が大きい。
このタイプのお子さんは、とにかく“思い立ったらすぐに行動”!
頭の回転が速く、ひらめきやアイデアがどんどん浮かぶエネルギッシュな子です。
新しいことにも物おじせずチャレンジできるので、初めての場面でも物怖じしません。
一方で、じっと座っているのが苦手だったり、話の途中で口を挟んでしまうことも…。
まわりからは「落ち着きがない」と見られがちですが、
実は“感覚でとらえて、瞬時に判断する力”がとても優れているタイプです。
💡関わりのヒント:
「早い=すごい!」を認めつつ、考える時間も楽しいよ、と伝えてあげて。
スピードを活かせる環境や役割を作ってあげると、自信につながります。

じっくりさんタイプ
特徴(慎重タイプ)
■ マイペースで、周囲に合わせるのが苦手
→ 一人でコツコツ取り組むのが好き。できれば教室でも“端の席”で、黙々と集中したいタイプ。
◾️初めてのことに警戒心があり、慎重に行動する
→ 新しい場所や初対面の人には心を開くのに時間がかかる。完璧主義な一面もあり、「100点じゃないと悲しくなってしまう…」ことも。
◾️納得してからでないと動けない
→ 「今日はテストだよ」と急に言われるより、「次の○曜日にテストがあるよ、準備しておいてね」と予告してもらえると安心。
「なぜ?どうして?」が口ぐせで、納得してからでないと力を発揮しにくい。
このタイプの子は、とにかく慎重で、**「納得してから動きたい」**タイプ。
まわりがバタバタしていても、自分はじっくり観察しながら心の準備を整えていきます。
時間はかかるけれど、一度始めるとコツコツ続ける力はピカイチ!
「どうしたらうまくできるかな?」と丁寧に考えてから行動するので、
最初の一歩を踏み出すのに少し時間が必要です。
💡関わりのヒント:
「早くして」と急かすより、「じっくり考えられてえらいね」が効果的。
本人が「よし、やってみよう」と思えるタイミングを待ってあげることで、安心感と自信が育ちます。

ハートフルさんタイプ
特徴(感情タイプ)
◾️人の気持ちに敏感で、空気を読みやすい
→ 周りの表情や雰囲気にすぐ気づき、「大丈夫かな?怒ってる?」と気にする繊細さを持つ。
◾️共感力が高く、優しい反応を返す
→ 友だちの悲しい話に一緒に涙することも。誰かの気持ちに寄り添える力はとても大切な個性。
◾️褒められたい、認められたい気持ちが強い
→ 「がんばってるね」「助かったよ」と言われるとぐんとやる気がアップ!
でも、ちょっと照れ屋で素直に受け取れないことも。
◾️怒られると深く傷つくタイプ
→ 厳しい言葉や注意が心に残りやすく、思い出して泣いてしまうことも…。感情の回復には少し時間が必要。
このタイプの子は、まわりの気持ちにとても敏感で、ちょっとした表情の変化にもすぐ気づく。
そんなやさしさと思いやりにあふれた子です。
お友だちに「大丈夫?」と声をかけたり、困っている人を放っておけない姿は、まさにハートフルタイプ。
ただし、まわりに気をつかいすぎて疲れてしまったり、気持ちが乱れると引きずってしまうことも…。
叱られるより、共感してもらえるとグッと安心して心が開きます。
💡関わりのヒント:
「気づいてくれてありがとう」「そのやさしさ、すてきだね」と、
感情に共鳴する声かけがぴったり。

この記事でご紹介した【あなたのお子さんのタイプ】から、
活かせそうなポイントをぜひ“ひとつだけ”今日から実践してみてくださいね☺️
【まとめ】
「早くしなさい!」
「なんでできないの?」
そんなふうに思ったときこそ、
「この子はどんなタイプなんだろう?」
と考えてみると、気持ちがラクになります。
次回からは、それぞれのタイプ別に
もっと詳しく「声かけ例」や「日常の工夫」をご紹介しますね。
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